宇宙旅行の始まり

みんな、ステイホームしてる?
今日はステイホーム疲れしているみんなのために、せめてゲームの世界でくらい、自由に羽を伸ばしてもらおうと、今回は派手に宇宙旅行を企画したよ!
料金を安く抑えるために機体はちょっと古いけど、機長は勤続疲労を起こすくらいのベテランだから安心だよ!
じゃあさっきから続いているこの振動はなんだって?

……うん、実はまあそういうことなんだ。
降下ポッドは3人分しかないから、今から3人を選んでね。
え、残りの5人はどうするんだって?
じゃあ、そういうことで。


国の名前は超重要

……という会話があったかどうかはともかく、未開の惑星に不時着した3人による、宇宙に戻るための過酷なサバイバルが始まります。
3人は手始めに、自分たちが降り立った地点周辺を自分たちの国だと主張して国名を付けることにします。
宇宙に戻るという目的を早くも見失いつつある一行。

ちなみに、デフォルトの国名は(たぶんランダムで)あらかじめ付けられているのでそのまま始めても構いませんが、国名は後から変えられないので要注意。

というのも、RimWorldは1プレイがかなり長めのゲームです。
とりあえずテストプレイだからこれでいいや、などと初期国名のまま始めてしまうと…。



…割と本気で後悔します。



降り立ったら

初めてプレイする人は、チュートリアルから始めましょう。
様々な指示を元に、このゲームの基礎を学べば完璧、今日からサバイバルの達人です。



チュートリアル終了直後の様子。
画像中央下にある、壁に囲まれた部分が家(建物)です。
このゲームでは、壁で四方を囲うと自動的に屋根も作られ、その部屋の中は屋内として機能します。
その北隣には「備蓄ゾーン(資材置き場)」を設定するようにチュートリアルで指示されます。
こちらは壁を作るよう指示されなかったので、当然屋根もありません。
このままでいいのでしょうか?

はい、いいわけないですね。
備蓄ゾーンを壁で囲って保管庫にするという発想ができない人は、収穫した野菜や果物を野ざらしのまま腐っていくのをただただ見つめる羽目に陥ります。
やけに具体的な描写ですね。
ええ、もちろんRuteeさんは全部腐らせましたとも。
降下ポッドと一緒に最初から落ちている非常用食品が風雨に強いのがせめてもの救いです。

(実を言えば、生ものの腐敗速度は野ざらしより温度によるところが大きいです。
この世界には家具としての冷蔵庫や冷凍庫は存在しないのですが、ではどうやって冷蔵・冷凍すればいいのか、わかりますか?)



キャラクター紹介1

先ほども書いたように最初はテストプレイのつもりで深く考えることなく始めた初回プレイですが、ゲームを遊んでいるうちにふと気づいたことがあります。
不時着した初期メンバー3人のうち一人の名前がSamだったのです。
SamですよSam!これはもうだいたいSunと言って差し支えないと思います。


仮想SunことSamのキャラクターデータはこんな感じ。
この世界でのSunは狙撃の名手で、悲観的、男嫌いで神経質。
人生に悲観的かつ神経質なので心情(気分とか幸福度のようなもの)の基礎値が低く、男を見るだけで罵倒したり喧嘩したりという、非常に扱い辛いキャラクター。
えっ、これではSun(※違います、Samです)というよりまるで……誰だ今Ruteeって言ったのは。
そんなSunを慰めてくれるのはペットの猫(実は不時着時点からいる、4人目のメンバー)。
現実世界のアニマルセラピーのように、この世界でもペットと触れ合うと気分を向上させてくれます。
ペットとの仲がさらに深まれば「絆」という特別な関係になることも可能。



イベント

ゲーム中には様々なイベントが発生します。
宇宙から人工物(人工衛星?)や隕石が落下してくるだけの資源ゲットイベントもあれば、追っ手がかかった亡命希望者を助けるor助けないといった選択肢のあるイベントもあります。
熱波や寒波といった自然災害もあれば、コロニー内の住人同士の結婚もイベントと言えるかもしれません。


自然災害イベントの一つ、寒波に見舞われたコロニー。
こうなるともうコロニー内部で暖を取りつつ寒波が去るのを待つしかない。
露地栽培している農作物があるなら、枯れる前に全部収穫しておこう。


そんなイベントの中でもっともポピュラーかつ危険なものは、敵対派閥の襲撃です。
最初は数人の襲撃ですが、次第に襲撃してくる敵は強く、人数も多くなっていきます。

襲撃自体も大変なのですが、撃退した後に残る大量の死体がこれまた厄介。
入植者たちはたとえ敵のものでも人間の死体を見ると心情が悪くなります。
そりゃ見て気分のいいものではないし、当たり前だよね。
かといって腐乱した死体を見るとペナルティはさらに重くなります。
なので、さっさと片付けなければいけないのですが、墓地を作ると大きなスペースを占有してしまうし、焼却しも人手と時間がかかる…。
これが虫の襲撃なら、死体をペットフードに加工できるんだけどね。
などとぼやいていたある日、近くの集落から取引依頼がありました。


「人間の肉と皮が欲しい。持っていたら売ってくれ」

うわ、悪趣味。
ではなくて、人間の肉とか皮って売れるものなの!?

処分に困っていた生ゴミがお金になる。こんな嬉しいことはありません。
しかしここで一つ問題が。
人間の死体を解体するとかなりの心情ペナルティが付くこと。そりゃそうだよね。
それを避ける手段は「性格:サイコパス」のキャラクターに解体を担当させることなのですが、そんなキャラ都合よくいるわけな……いたわ。



キャラクター紹介2


なんとも都合のいいことに、初期キャラ3人組の一人で料理担当のOmegaがまさかのサイコパス持ち。
しかも「よたか(夜型人間)」の特徴を持っているので、冷凍庫に吊るされた人間の死体を夜な夜な人知れず解体……というホラーな光景を見事に再現できます。

あれ?

よく見るとOmegaの名字がSamと同じ…?


関係を調べると、なんと兄妹であることが判明!

もうおわかりですね?
というわけで、たった今からOmegaは仮想Emiryになりました。

SunもEmiryも一切仕込みじゃないです。
これに気づいたとき、変な笑いが出ました。



ちなみにEmiryの信用を失墜させてまで始めた人肉解体業ですが、人肉解体をした瞬間にコロニーの全員にバレてしまい、全員の心情を下げる結果に。
(目撃されなければバレないことにするMODもあるみたいです)
世の中美味しい話はそうそう転がっていないようです。



優しくて誰からも好かれる人格者として知られ、(たぶん)人肉解体になど手を染めたことがないであろう我らがEmiryをサイコパス扱いする、
Ruteeさんrimworld開発陣に抗議のメッセージを送ろう!



おまけ


初回プレイで人口28人はやりすぎた…。
亡命者をホイホイ受け入れていった結果、手間に忙殺されてプレイ中断、今に至ってます。
プレイヤーが細部まで指示を出さないといけないゲームなので、人口がが増えるとゲームのテンポは著しく悪化します。
ゲーム内時間はいつでも停止できるので、細かく指示を出すゲームが好きな人にはお勧めのゲームかと。