STYGIAN ABYSSへの道 第1話


気がついたらUOSAことSTYGIAN ABYSSが発売済みだったと知って、さっそく購入。
高まる期待に胸を膨らませて、ログインしてガッカリ。

感情の激しいアップダウンが過ぎてもなお、あたしの心は新世界に向いていた。
そりゃあそうだよ。
冒険を求めて、このSorsariaに来ているのだから。

無人のDPKを発ち、Britainに行くも知り合いに会えず。
断腸の思いでNew Havenへ。

すると町の広場の南側でテーブルと椅子を出して座っている人を発見した。
彼女の名はAmi。


Rutee「ここは酒場?」
Ami「似たようなものですが、なぜ?」
Rutee「酒場だったら、新世界を探検する仲間が集まるかと思って」

あたしが理由を話すと「もし順を追って行くのなら」と語ってくれた。
つい最近、南海の果てにあるIsle of Fire(炎の島)北部で地殻変動が起きたらしい。
そこから地底世界アンダーワールドへ行けるとか。
もっともAmi自身も未確認の情報だという。

いいねぇ、こういう状況は燃えるよ。
誰だって最初は白紙の地図しか持ってないところから始まって、経験と共に地図を埋めていくんだ。 地図職人であるあたしが燃えないはずがない。

そんな話をしたら、「ルーティさんトレジャーハンターなんですか? 私もなんです」とAmi。
同業者だったんだね~、よろしく!
でも驚いたのはその後。
「お噂はかねがね、姉のAyuayuから聞いてます」
姉!?
アユに妹がいたなんて知らなかったよ、それにしてもすごい偶然。


それにしてもSAクライアントはペーパードールの美麗なこと。
…UO内のキャラクターは卒倒しそうなほど棒人形ですが。

その後桟橋でShin-no-sukeさんと話していると、Taikiという鹿マスクがやってきた。
「桟橋で開かれる予定の酒場の客かな?」と思いながらも「釣りですか?」と尋ねると、「炎の島に船旅をしようかと思いまして」
旅仲間ゲットォォォォォ!

いや、まさかこのタイミングで同じ目的の人に出会えるとは!
しかも船旅好き!!
Rutee「船旅すきなんですかー?」
Taiki「いや、いつもは…」
Rutee「船っていいですよねー船!」
話を聞く耳ゼロの一方通行な会話を楽しんでいるうちに海岸に到着。


Taiki「適当に漕いだら到着してしまった」
…意外とアバウトな人間なのかも。

適当に砂地をふらふらしているうちにダンジョンらしき入り口を発見。
これが地下世界への入り口か?
Taiki「僕は焼くためだけに来たんですが、中に入ってみます?」
Rutee「もちろん!」
Taiki「このキャラはあまり強くないので、強いキャラと交代してき」
Rutee「あたしはTaikiさんとここに来たんだから、他の人に助けられても嬉しくないな」
Taikiさんの都合も迷惑も一切省みず、社交辞令に甘えてダンジョンアタック開始。

ここまでくればステルスで楽勝!
と思ったら、それほど甘くはなかった。
モンスターも多数出現する上、ノーヒント総当りという力技パズル(失敗するたびに大ダメージ)を何度も何度もクリアしないといけないらしい。
とてもあたし一人では息が続かない。

これはどこかでヒーラーを一匹調達しないとなぁ。
この日も同行者のTaikiさんが、ずっとヒールし続けてくれました。
本当にありがとうございました。