STYGIAN ABYSSへの道 第2話



一昨日、途中で帰らざるを得なかった新ダンジョン。
この日はあらかじめDPKのSchinaを誘って人数集め。
誘ったSchinaがNew HavenでRICKとIrisを誘うという好循環。
ふははは、これぞねずみ講方式!

一方その頃、あたしはBritainでトレジャーハンターのfui-fui-jと出会っていた。
一昨日のAmiに続いて同業者と出会うなんて、どうなってるんだろ。
…いや、どうもこうもないか。
トレジャーハンターが職にあぶれて都会に出てきてる図が容易に想像できます。

もちろんあたしは彼も誘ったんだけど、残念ながらUOSAにアップグレードしていないので新ダンジョンには入れない彼。
いつもなら『じゃあみんなで一緒に行けるところに』と目的地そのものを変えてしまうあたしだけど、今日は先に目的地を決めて、その方向でSchinaもRICKもIrisも動いてるから、それはできない。

ああ、そっか。
何であたしがいつも『みんなで行けるところに』と目的地を変えてたのか、理由がわかった。
いつもあたしが見送る立場だったからだ。
あたしの場合、拡張版を入れてないってことではなくて。
DPK時代、戦闘の得意な仲間に囲まれていたので、彼らが危険なアタックをするときは、あたしは足手まといになるからお見送り。
もちろんみんないいヤツで、度々あたしが行けるようなところを選んで誘ってくれてたけど。
それにしても、周りによっぽど気を使わせてたんだなぁ、あたし。
それでも引け目に感じてたのよねぇ…。救いようがない。

と、無意識にかつてのお見送りRuteeと重ね合わせてたのか、アンニュイな気分のRuteeの前に現れた救世主はNoelさん一行。
ちょうどトレジャーハンターがほしいってことで、あたしが準備に戻ってる隙にfui-fui-jを捕獲。
戻ってきてから話を聞かされたあたしも、二つ返事でOK。
レンタル料は一晩金貨一万枚、お支払いはRuteeに。
お金さえいただければどんだけ酷使しても構いません。

お約束の展開に笑うNoelさん、笑いすぎだよ!
fui-fui-jさんにとっても、必要とされるパーティに入ったほうがよかったからね。
あたしとしても途中で見捨てるように別れる罪悪感がないですし。
いい取引でした。


前置きがずいぶん長くなったけど、そんなことがあってからNew Havenのメンバーと合流したんだ。



参加者はSchina, RICK, Irisの4人。
…と思ったらIrisに急用が入って3人になってしまった。
Shin-no-sukeさんはやっぱり参加してくれず。

一昨日Taikiさんが航路を開拓してくれたので、その航路に沿ってIsle of Fireへ。

Isle of Fire
Dungeon Hythlothがある島の正式な名前で、意味は『炎の島』。
最後にして最大のダンジョン、Great Stygian Abyssへの入り口が島のどこかに存在するという噂は、UOの初期からあったらしい。


一昨日は地図を書く道具を忘れてきたけど、今日は持ってきた。
さっそく海図を描いてみると…。



すごい、フルカラーだ!!
こんなところにも新要素が入ってるなんて嬉しいなぁ!
Ruteeさんの中でSAクライアントの評価が急上昇。
…でもこの地図、どうやってピン立てるの??

……どうやってもピンを立てられない…。
SAクライアントの評価が急降下。
・自動航海ができない
・操船マクロが消えてる(再登録すればOKだけど、かなり手間)
・命令に対する船頭の返事が聞こえない
 (Raise Anchorを何度言い続けたことか)
Ruteeさんの中でSAクライアントの位置づけはαテストとなりました。

島に着いてダンジョンに入ると、二人とも『予備知識ないから不安』と連呼してる。
大丈夫、あたしも予備知識ないから!
全員が手探りなのは今だけだもんね、楽しまなくちゃ。

最初に入ったのは、一昨日時間切れで失敗したパズル部屋。
パズルは二種類。
一つはをマス目の上移動して正解の経路を当てるパズル。
もう一つは宝石を正しい順番に並べるパズル。
Lockpickingスキルが高いと、最初からヒントが示される模様。
でもパズルが苦手だと言うRICKは泣きながら解いてたよ。

どちらのパズルも失敗するとものすごいダメージ。
…と思いきや、RICKとSchinaは平気な顔をしてダメージも大して受けてない。
防具の属性抵抗値でパズル失敗のダメージも軽減できるみたい。
いつものように防具無しの軽装だったので、あたしだけ毎回致死量の大ダメージを受けてSchinaとRICKに迷惑かけっぱなし。
動きを妨げないよう身軽でいるポリシーを守ってきたけど、場所が場所だけにそうも言ってられない。
今度来るときまでに防具を買いそろえておこう。

その後は隠し部屋を探したり、寸断された橋をテレポートしながら渡る場所が盛りだくさん。
さすが『最大のダンジョン』と豪語するだけあって、一晩では最深部に到達できず。



外に出たときは、口々に
「日の光が気持ちいい!」
「外の空気がおいしい!」
「世界が広々してる!」
と、歓喜の声が出てきたよ。
未知のダンジョンの探検は、それ自体も楽しいけど、外に出たときの開放感がたまらないね。



おまけ




SAクライアントで見たSchinaとRICK。
RICKはどこから見てもサムラーイ。
旧クライアントのRICKを見慣れてる人からは、兜や面頬をしているRICKに「違和感がある」という声があったらしい。
でも、その防具を着けてるのに見えなかった今までがおかしかったのであって、こっちのほうが自然じゃない?
見た目的にも赤備えの武者っぽくてカッコいいよ?
…まぁ、兜+カミシモというのはどうかと思いますが。
西洋的に言えばヘルメット+スーツみたいな感じ?

一方のSchinaは、戦闘モード?
あたしが知ってるSchinaは純白のFancy Dress姿だったんだけど、あれはギルドハウス内だったからかな。



おまけ2




SAクライアントのカラー地図を並べてみたよ。
画像が大きいので、実寸はこちら(ファイルサイズ大)。
下は旧クライアントの同じ地図を並べてみた。

気づいた?
トレジャーマップにすらピンが立っていないことに!!
…どうやって宝の発掘をしろというのか。

ホント、真之介さんも言ってたけど片手落ちなんだよねぇ。

追記:
よく見るとトレジャーマップだけピンが立ってました。
目を凝らして見てください、ほら。

ま、こんな目立たないピンがあっても、書いた地図にピンが立てられなければ評価が変わることはないけどね。