Ruteeの長い夜 |
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Britainの銀行近くを歩いていると、絡みつくような視線を感じる。 嫌な予感がして振り返ろうとしたそのとき、*ピト*という擬音と共に生暖かい感触が。 すぐさま飛びのいて叫ぶ。 Guard! …イヤな予感的中。 そこにいたのはLord ituki。DPKが誇った(過去形)セクハラ大魔王の別キャラです。 たとえ姿も名前も変わっても、この行動で本人だとわかります。 そんなセクハラ大魔王が唯一恐れるのは監視役のnara(ナラちゃん)なのですが、今日の彼女は救援要請を受けたためツッコミどころではありませんでした。 場所はOrc Dungeon最深部、Blackrock elementalに遭遇した友人が殺されてしまったそうです。 救助に行く二人に、あたしも同行させてもらうことにしました。 現場はblackrock elementalの他にorc bluteまで暴れている危険地帯。 当然あたしはhidingで身を隠し、ステルスで死体を捜します。 少しして白骨死体を発見、名前はGyaian(ジャイアン?)でした。 ステルスで近寄って回収しようとするも、白骨死体のアクセス権がなぁぁぁぁい! 近くにいたナラちゃんにも回収できず。 こうなると本人にしか回収できないのでnaraちゃんに連絡を取ってもらうと、なんとGyaian氏のアカウントが切れてしまったそうです。 このタイミングでか…。 荷物回収は諦めて、問題はこのエレメンタル。 naraちゃんがヒリュウをけしかけてエレメンタルを足止め、その隙に二人で回収するはずだったのですが…。 突然の暗転。何が起こったのか、まったく理解できていないRutee。 隣を見るとnaraちゃんも幽霊になって呆然としています。 別の場所でオークたちを誘導して戦っていたitukiも、幽霊になった二人を見て『何事!?』と動揺を隠せない様子。 itukiが剣で切りつけるも、なんと10点しか与えられないという鉄壁さを誇り、逆に殴られたら3発で瀕死の重傷。 まったく歯が立ちません。 悔しいけど、倒すにはもっと人数が必要だ。 という結論で3人が一致して、無念の退却。 Britainに戻ると、itukiとnaraはそれぞれ友人を当たることにしました。 あたしは戦力にならないしなぁ…。 足手まといになっても悪いから遠慮するよ、と言うと『来るだけでもいいから』とitukiに頼まれて応援担当として同行することに。 二人の要請に応じたebiさんを加えても4人、まだ足りない。 (余談ですが、仲間探しの時には『ポチに声をかけた。サルは来てない』と二人の会話が聞こえ、実際に来たのがエビで、さらにitukiの正体はイカ、naraの正体はニワトリらしく、動物ばかりです) そこで、城の堀沿いで暇そうに話していたPenta, Saratoga, Mananaさんたちを誘ってみることに。 さらにDPKのSchinaも現れたので(ほぼ強制的に)引き込む。 Schinaは「うっわ、またヘビーなのを相手にしてるわね」と絶句していた。 でもなんだかんだで来てくれるのだから付き合いがいい。…というより保護者? こうしてパーティは大幅に増強されました。 Rutee, ituki, nara, Penta, Schina, Dallas, zarezooraと、Britainを拠点にしていること以外に縁がないような顔ぶれのパーティとなりました。 このパーティメンバーの雑多さが、熱く活気に溢れていた昔を思い出させます。 AoS以前、家が高価だった頃は町の人口が多かったので、街中の至る所でこのような即製パーティが編成されたものです。 Saratogaさんは、さんざん「ルーティルーティ」と自分の存在をアピールしていたのに、誘ったら実際には来なかったみたい。 もしかしてDallasがSaratogaさんだったのかな? 総勢7人になってダンジョンに再突入! メンバーが増えたということで、Blackrock elementalの情報も増えました。 主にSchinaやEl Mananaさんの情報によれば、Blackrock elementalの特徴は以下の通り。
前回あたしとnaraが死んだのは、この範囲ドレインに気づいていなかったためのようです。 応援担当のRuteeは戦力外どころか、エレメンタルにライフを提供する役割に。 範囲ドレインでハイドを暴かれたところを周辺のオークに襲われて逃げ回るRutee。 たぶん、これほど貢献してないUO7年目(もうすぐ8年目v)も他にいないんじゃないでしょうか。 いくらダメージを与えても、まったく効いた様子の見えないBlackrock elemental。 最初こそみんなの士気が高かったものの、戦況は次第に分が悪くなります。 Dallasが「HP減らなくね?」と呻いたこのあたりから、明らかに敗色が濃厚に。 あまりにも無謀な消耗戦の末に待っていたのは、後方から魔法でパーティを支え続けていたSchinaとnaraの秘薬切れ、マナ切れでした。 これ以上は無理だとの結論に達したため、naraとSchinaが最後の力を振り絞ってゲートを開き、全員が退却することに。 Hack & Slashに傾く最近のUOで、敗北しての退却というのは新鮮な感覚でした。 戦わないあたしが言えることじゃないけど、たまには負けるのも悪くないよね。 しかし不完全燃焼の冒険者たちには、やはり振り上げた拳の下ろしどころが必要。 それを敏感に察知したのか、Schinaが切り出します。 『応援だけで退屈だったのなら、ルーちゃんにも見せ場を用意してあげよっか。Lv6の地図があるんだけどなぁ』 というわけで、行ってきました憂さ晴らし。 この時点で残っていた不完全燃焼組はRutee, ituki, Penta, ebiの4人と、Schinaと交代で来た同じくDPKのLeesha。 naraちゃんは補給中にアカウント切れ。…お前もか。 戻ってきたあとでよかったね、でなきゃミイラ取りがミイラだよ。 Leeshaは斧持ち聖戦士で、同じ斧戦士のPentaとはお互い通じるものがありそう。 そのLeeshaはガーディアン相手に、一撃で264点とかいうダメージをたたき出して喜んでいました。 …彼女に逆らうのは危険です。もはや人外の領域です。 一方のPentaは、最初のガーディアン4体に囲まれて即死。 トレハンが終わった後、ebiさんが抜けて残った4人は偶然にも全員がDPKに縁があったので、DPKのギルドハウスに移動して財宝を山分け。 24時が近くなった頃、Pentaから預かったBarbed leather500枚を持ってBroken Arrows Innへ。 閉店間際に駆け込むなんて迷惑な客ですね。 そして、少し前に思いついたParagon chest探しのクエストについて、Royathさんに相談してみました。 その場に残っていたYukinofuさんとPentaも相談に乗ってくれたので、ついつい話は弾んで気がつけば午前1時。 閉店後1時間も居座るなんて、ホントに迷惑な客ですね。 ちなみに相談に乗ってくれた三人は、それぞれ立場が違いました。
時間さえ許せば、もっと突っ込んで話を聞きたい顔ぶれでした。 |